国民的アイドルグループとして、多くのファンに愛され続けた嵐。彼らの活動の中でも、特にライブパフォーマンスは圧巻で、多くの感動と興奮を生み出してきました。この記事では、嵐のライブの歴代情報を網羅的に解説します。2000年に行われた嵐の最初のライブから、嵐の最後のライブとなった「This is 嵐 LIVE」まで、全ツアーの一覧を分かりやすい年表形式で紹介します。また、各公演の会場情報や、コンサートセトリ歴代に見る楽曲の変遷にも触れていきます。さらに、発売されたライブDVDのおすすめや、初心者にも分かりやすいdvdの順番も提案します。嵐の最後のライブは無観客での配信となりましたが、その特別な公演の様子まで、21年間の輝かしい軌跡を一緒に振り返っていきましょう。
この記事で分かること
- 嵐の歴代ライブツアーの歴史と変遷
- 主要なコンサートの会場やセットリスト
- 発売されたライブDVDの内容と見る順番
- 活動の集大成である最後のライブの詳細
嵐のライブ歴代ツアーを年表で振り返る
- 嵐の最初のライブは2000年に開催
- 歴代ツアー 一覧で見る公演の歴史
- 主要なコンサートの開催会場まとめ
- コンサートセトリ歴代から人気曲を知る
- デビューから辿る嵐のライブ活動年表
嵐の最初のライブは2000年に開催
嵐の記念すべき最初の単独コンサートは、2000年4月に開催された「嵐 FIRST CONCERT 2000」です。デビューから約5ヶ月後、彼らの歴史はこのステージから始まりました。
会場は大阪城ホールと横浜アリーナという、当時の新人としては大きなキャパシティの会場でした。公演は2会場で合計6公演が行われ、彼らの輝かしいキャリアの幕開けを多くのファンが目撃しました。
セットリストには、デビュー曲「A・RA・SHI」や「SUNRISE日本」といったオリジナル曲はもちろん、事務所の先輩である少年隊の楽曲メドレーなども含まれており、ジャニーズの伝統を受け継ぎながらも、嵐らしさを模索する初々しい姿が見られました。このコンサートは、彼らが国民的アイドルへと成長していくための、非常に重要な第一歩だったと言えるでしょう。
豆知識:当時のグッズ
「嵐 FIRST CONCERT 2000」では、パンフレットやうちわといった定番グッズに加えて、「Jr.名鑑」やメンバーカラーという概念がまだ定着する前のグッズが販売されていました。今となっては非常に貴重なアイテムです。
歴代ツアー 一覧で見る公演の歴史
嵐は、2000年のファーストコンサートから2020年の活動休止まで、合計で35本の主要なコンサート・ツアーを行いました。この数字は、彼らがどれだけ精力的にライブ活動を行ってきたかの証です。
活動初期は、アリーナクラスの会場を中心としたツアーが主でしたが、人気の上昇と共にその規模は拡大。2007年の「ARASHI AROUND ASIA+ in DOME」で初のドーム公演を成功させると、以降は5大ドームツアーが恒例となりました。
特に、デビュー20周年を記念した「ARASHI Anniversary Tour 5×20」は、全50公演で237万5000人を動員するという、日本の音楽史上、同一ツアーでの最多動員記録を樹立。このツアーは、彼らの人気と影響力の大きさを象徴する出来事となりました。
嵐のライブの歴史は、そのまま彼らの成長の歴史でもありますね。ホールからアリーナ、そしてドームへと会場が大きくなっていく過程は、ファンにとっても感慨深いものがあります。
主要なコンサートの開催会場まとめ
嵐のコンサートを語る上で、象徴的な会場は欠かせません。彼らがファンと同じ空間を共有し、数々の伝説的なパフォーマンスを繰り広げた主要な会場をいくつか紹介します。
5大ドーム
嵐のライブの代名詞とも言えるのが、札幌ドーム、東京ドーム、ナゴヤドーム、京セラドーム大阪、福岡PayPayドーム(旧:福岡ドーム)の5大ドームです。2008年の「ARASHI Marks2008 Dream-A-live」以降、これらのドームを巡るツアーが恒例となり、多くのファンを熱狂させました。
中でも東京ドームでの公演回数は、先輩であるKinki Kidsと並び、アーティスト史上最多タイの通算58回(「This is 嵐 LIVE」時点)を記録しています。
国立競技場
もう一つの聖地が、国立競技場(旧国立霞ヶ丘陸上競技場)です。嵐は2008年から6年連続で単独公演を開催し、「アラフェス」などの特別なイベントもこの場所で行われました。野外ならではの開放的な雰囲気と、花火や噴水などの壮大な演出は、多くのファンの記憶に刻まれています。
海外公演について
嵐は国内だけでなく、台北(台湾)、ソウル(韓国)、上海(中国)などでもコンサートを開催し、アジア中にその人気を広げました。2006年の「ARASHI FIRST CONCERT in Taipei」は、彼らにとって初の海外単独公演となりました。
コンサートセトリ歴代から人気曲を知る
嵐のライブの魅力の一つは、新旧のヒット曲を織り交ぜたセットリストにあります。20年以上にわたる活動の中で、セットリストも大きく変化してきました。
定番のシングル曲
「A・RA・SHI」「Happiness」「Love so sweet」「Monster」「感謝カンゲキ雨嵐」などは、年代を問わず多くのコンサートで披露されてきた定番曲です。これらの曲が始まると、会場全体の一体感は最高潮に達します。
ファン投票で決まる「アラフェス」
2012年、2013年、そして2020年に開催された「アラフェス」は、シングル曲、カップリング曲、アルバム曲の各部門でファン投票を行い、その結果を基にセットリストを構成するという画期的な試みでした。これにより、「Love Situation」や「Still…」といった、普段のツアーではなかなか聴けない人気曲がパフォーマンスされ、ファンを喜ばせました。
このように、ファンへの感謝を常に忘れず、その想いをセットリストという形で表現する姿勢も、嵐が愛され続ける理由の一つです。
デビューから辿る嵐のライブ活動年表
2000年のデビューコンサートから2020年のラストライブまで、嵐が駆け抜けた21年間の主要なコンサートツアーを年表形式でまとめました。彼らの輝かしい歴史が一目で分かります。
No. | 開催年 | ツアー・コンサート名 |
---|---|---|
1 | 2000年 | 嵐 FIRST CONCERT 2000 |
2 | 2000年 | 嵐~台風ジェネレーション~SUMMER CONCERT 2000 |
3 | 2001年 | 嵐 SPRING CONCERT 2001 嵐が春の嵐を呼ぶコンサート |
4 | 2001-2002年 | ARASHI All Arena tour Join the STORM |
5 | 2002年 | ARASHI SUMMER 2002 HERE WE GO! |
6 | 2002-2003年 | ARASHI STORM CONCERT 2003 新嵐 ATARASHI ARASHI |
7 | 2003年 | USO!?ジャパン special ARASHI SUMMER CONCERT 2003 How’s it going? |
8 | 2003-2004年 | WINTER CONCERT 2003-2004〜LIVE IS HARD だから HAPPY〜 |
9 | 2004年 | 2004 嵐!いざッ、Now Tour!! |
10 | 2005年 | 嵐 LIVE 2005 “One” SUMMER TOUR |
11 | 2006年 | 嵐 SUMMER TOUR 2006 “ARASHIC ARACHIC ARASICK Cool&Soul” |
12 | 2006年 | ARASHI FIRST CONCERT 2006 in Taipei |
13 | 2006年 | ARASHI FIRST CONCERT 2006 in Seoul |
14 | 2007年 | 凱旋記念公演ARASHI AROUND ASIA |
15 | 2007年 | ARASHI AROUND ASIA+ in DOME |
16 | 2007年 | ARASHI SUMMER TOUR 2007 FINAL Time -コトバノチカラ- |
17 | 2008年 | ARASHI Marks2008 Dream-A-live |
18 | 2008年 | ARASHI AROUND ASIA 2008 |
19 | 2009-2010年 | ARASHI Anniversary Tour 5×10 |
20 | 2010-2011年 | ARASHI 10-11 TOUR “Scene”〜君と僕の見ている風景〜 |
21 | 2011-2012年 | ARASHI LIVE TOUR Beautiful World |
22 | 2012年 | アラフェス’12 |
23 | 2012-2013年 | ARASHI LIVE TOUR Popcorn |
24 | 2013年 | アラフェス’13 |
25 | 2013年 | ARASHI Live Tour 2013 “LOVE” |
26 | 2014年 | ARASHI BLAST in Hawaii |
27 | 2014年 | ARASHI LIVE TOUR 2014 THE DIGITALIAN |
28 | 2015年 | ARASHI BLAST in Miyagi |
29 | 2015年 | ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism |
30 | 2016年 | ARASHI “Japonism Show”in ARENA |
31 | 2016-2017年 | ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy? |
32 | 2017-2018年 | ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」 |
33 | 2018-2019年 | ARASHI Anniversary Tour 5×20 |
34 | 2020年 | ARASHI アラフェス 2020 at NATIONAL STADIUM |
35 | 2020年 | This is 嵐 LIVE 2020.12.31 |
映像で見る嵐のライブ歴代の魅力
- 発売されたライブDVDを時系列で紹介
- 初心者向けおすすめdvdの観る順番
- ファンに語り継がれる嵐の最後のライブ
- 嵐の最後のライブは無観客での配信
- まとめ:色褪せない嵐のライブ歴代の輝き
発売されたライブDVDを時系列で紹介
嵐のライブの大きな魅力は、その多くが映像作品化されていることです。会場に足を運べなかったファンも、自宅で臨場感あふれるパフォーマンスを楽しむことができます。
初のライブDVDは2002年に発売された「ALL or NOTHING」で、コンサート映像だけでなく、ドキュメンタリー要素も含まれていました。その後、2003年の「How’s it going?」からは、ほぼ全てのツアーがDVD・Blu-rayとしてリリースされています。
特に、「ARASHI Anniversary Tour 5×10」や「ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」」などは、壮大なスケールと緻密に計算された演出が話題となり、映像作品としても非常に高い評価を得ています。時系列に沿ってDVDを観ていくことで、彼らのパフォーマンスや演出の進化を肌で感じることができるでしょう。
初心者向けおすすめdvdの観る順番
「嵐のライブDVDを観てみたいけど、どれから手をつければいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、初心者の方におすすめのDVDと、その観る順番を目的別に提案します。
目的別!おすすめDVDの観る順番
- 嵐の「祝祭感」を味わいたいなら → 「ARASHI Anniversary Tour 5×10」
10周年の集大成。ヒット曲満載で、メンバーとファンが一体となって祝う雰囲気が最高です。まずはここから嵐のライブの楽しさを知るのがおすすめです。 - ファンとの絆を感じたいなら → 「ARASHI アラフェス’13 NATIONAL STADIUM」
前述の通り、ファン投票でセットリストが決まる特別なライブ。野外ならではの演出と、ファンへの感謝が詰まった感動的な公演です。 - 最新・最大の嵐を体感したいなら → 「ARASHI Anniversary Tour 5×20」
20周年の記念ツアーであり、彼らのパフォーマンス、演出、全てが最高峰に達したライブです。嵐のライブの凄さを存分に味わえます。
この順番で観ていくことで、嵐のライブの多様な魅力に触れ、より深く彼らの世界にハマっていくはずです。
ファンに語り継がれる嵐の最後のライブ
2020年12月31日。この日は、嵐がグループとしての活動を休止する前の、正真正銘「最後のライブ」が行われた日として、多くのファンの心に刻まれています。そのライブこそが「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」です。
このライブは、彼らの21年間の活動の集大成であり、ファンへの感謝を伝えるための場でもありました。最後の挨拶では、メンバー一人ひとりが涙ながらに、しかし前向きな言葉で想いを語りました。
松本潤さんの「僕にとっても嵐は夢でした。いつか、この夢の続きを、できたらいいなと思います」という言葉は、再会を願う全てのファンの想いを代弁してくれていましたね。本当に感動的な瞬間でした。
最後の曲「Love so sweet」を歌い終え、5人で肩を組み、高々と手を上げてステージを去っていく姿は、これからもずっと語り継がれていくでしょう。
嵐の最後のライブは無観客での配信
前述の通り、「This is 嵐 LIVE」は、新型コロナウイルスの影響により、東京ドームからの生配信という形で、無観客にて開催されました。
当初の計画とは異なる形になりましたが、嵐は逆境を逆手に取り、配信ならではの革新的な演出を次々と披露しました。AR技術を駆使した映像表現や、リアルタイムでファンと繋がる試みなど、物理的な距離を感じさせない工夫が随所に凝らされていました。
中でも象徴的だったのが、ファンから募集したメッセージがドームの天井一面に映し出されるサプライズ演出です。目の前に観客はいなくとも、確かにファンはそこにいる。メンバーとファンの絆の強さを改めて感じさせた、感動的なシーンでした。
この日の公演は、途中で第71回NHK紅白歌合戦に中継で出演するなど、まさに前代未聞のスケジュールで行われました。約3時間で全28曲(紅白歌唱曲を除く)を届け、嵐は21年間の歴史に一つの区切りをつけたのです。
まとめ:色褪せない嵐のライブ歴代の輝き
この記事では、嵐の21年間にわたるライブの歴史を様々な角度から振り返りました。最後に、本記事の要点をリスト形式でまとめます。
- 嵐の最初の単独ライブは2000年の「嵐 FIRST CONCERT 2000」
- 活動期間中に開催された主要なコンサートは全35本
- 初期はアリーナ、後に5大ドームや国立競技場が主要会場となった
- 東京ドームでの公演回数はアーティスト史上最多タイの58回
- セットリストは「アラフェス」などファン参加型企画も実施
- 歴代ライブの多くはDVDやBlu-rayとして映像化されている
- 初心者におすすめのDVDは「5×10」「アラフェス」「5×20」
- 嵐の最後のライブは2020年12月31日の「This is 嵐 LIVE」
- 最後のライブはコロナ禍の影響で無観客での生配信形式だった
- 配信ならではの演出でファンとの繋がりを表現した
- 最後の挨拶ではメンバーが再会を約束し感動を呼んだ
- 20周年の「5×20」ツアーは日本の音楽史上最多動員を記録
- 海外でもアジアを中心にコンサートを成功させている
- ライブの歴史は嵐というグループの成長の軌跡そのものである
- 彼らのパフォーマンスは今後も映像作品を通して語り継がれていく