国民的アイドルグループ・嵐。彼らのパフォーマンスを彩る嵐 メンバーカラーについて、ふと疑問に思ったことはありませんか?「各メンバーのイメージカラーは何色だったかな?」「この色はいつから決まったんだろう?」といった基本的な情報から、デビュー初期の配色、現在の色に至るまでの決め方、そして各色が持つ意味まで、ファンの間では多くの関心が寄せられています。また、グッズなどで見られる色の順番や、人気順との関連性、さらには先輩グループであるsmap メンバーカラーとの違いなど、知れば知るほど奥深いテーマです。この記事では、そんな嵐のメンバーカラーに関する様々な疑問を、分かりやすく解き明かしていきます。
この記事で分かること
- 嵐の現在のメンバーカラーと初期の色の違いが分かる
- メンバーカラーの決め方や各色が持つ意味を理解できる
- 色の順番やファンとの関係性など深い情報が手に入る
- メンバーカラーの歴史と変遷の全体像を把握できる
嵐 メンバーカラーの基本情報を徹底解説
- メンバーのイメージカラーは何色?
- 現在の色はいつから定着したのか
- デビュー初期のメンバーカラーを紹介
- メンバーカラーの決め方を考察
- 各メンバーカラーが持つ深い意味
メンバーのイメージカラーは何色?
現在の嵐のメンバーカラーは、5人それぞれに特定の色が割り当てられています。コンサートの演出やオフィシャルグッズ、テレビ番組のテロップなど、様々な場面で使われており、各メンバーを象徴する大切な要素として広く認知されています。
具体的には、以下の通りです。
メンバー | メンバーカラー |
---|---|
大野 智(おおの さとし) | 青 |
櫻井 翔(さくらい しょう) | 赤 |
相葉 雅紀(あいば まさき) | 緑 |
二宮 和也(にのみや かずなり) | 黄 |
松本 潤(まつもと じゅん) | 紫 |
この5色は、単なる識別のための色分けにとどまりません。それぞれの色がメンバーの個性やグループ内での役割を表現しており、ファンがメンバーを応援する上での一体感を生み出す重要な役割を担っています。
現在の色はいつから定着したのか
嵐のメンバーカラーが現在のかたちでファンの間に定着し始めたのは、2005年に開催されたコンサートツアー『One』からという見方が有力です。
その理由は、このツアーで販売された公式うちわの裏面デザインに、初めて現在のメンバーカラー5色が採用されたことにあります。これ以前にも、2003年のコンサート『How’s it going?』で着用されたアフロのかつら付きの衣装が現在に近い色分けでしたが、誰もが手に取れる公式グッズとして色が明確に割り振られたのは、この『One』が大きな転換点となりました。
公式発表があったわけではない
ただし、これは事務所から「この日からメンバーカラーを変更します」と正式に発表されたわけではありません。あくまで、グッズ展開やメディアでの扱われ方から、この時期を境にファンの間で共通認識として広まっていった、というのが実情です。
実際にメンバー自身が「僕の色は〇〇です」と公言し、ファンライトの色変更を促すなど、オフィシャルな扱いが確立されたのは、2014年の『THE DIGITALIAN』ツアー頃からでした。
デビュー初期のメンバーカラーを紹介
現在ではすっかりお馴染みのメンバーカラーですが、デビュー初期の色分けは現在と全く異なっていました。
2000年に行われたファーストコンサートの際、各自のイヤホンモニターやマイクを識別するために「好きな色を選んでいい」と言われ、それぞれが選んだ色が初期のカラーになったと言われています。
メンバー | 初期のメンバーカラー |
---|---|
大野 智 | ピンク |
櫻井 翔 | オレンジ |
相葉 雅紀 | 黄緑 |
二宮 和也 | 青 |
松本 潤 | 水色 |
二宮さんは当初から青色でしたが、現在の担当は黄色です。このように、他の4人だけでなく二宮さんの色も結果的に変更されています。当時の色は、黒いマイクに対して目立たせるためか、全体的にパステル系の明るい色が多いのが特徴的でした。
当時はまだ「メンバーカラー」という概念が強くなく、あくまでスタッフが機材を識別するための実用的なマーキングとしての意味合いが強かったと考えられます。
メンバーカラーの決め方を考察
嵐のメンバーカラーの決め方については、明確な公式発表はなく、自然発生的に定まっていったというのが最も近い表現です。
前述の通り、初期の色はメンバーが好きな色を選んだとされていますが、現在の色に変更された経緯ははっきりしていません。メンバー自身も「いつの間にか変わっていた」と語ることがあり、事務所が戦略的に割り当てたというよりは、活動を続ける中で徐々に各メンバーのイメージに合った色へと収束していった可能性が高いです。
例えば、松本潤さんのクールでセクシーなイメージに「紫」、相葉雅紀さんの明るく優しい雰囲気に「緑」といったように、メディアやファンが抱くパブリックイメージが、結果的に色として定着したのかもしれませんね。
ファンの間で「このメンバーといえばこの色」という認識が広まり、それを公式が後追いで採用する「逆輸入」のような形で定着した、ユニークなケースと言えるでしょう。
各メンバーカラーが持つ深い意味
嵐のメンバーカラーは、単なる色分け以上に、各メンバーの個性やグループ内での役割を象徴する深い意味を持っています。ここでは、それぞれの色が持つ一般的なイメージと、メンバーのキャラクターとの関連性を探ります。
青(大野 智)
青は「冷静」「知的」「信頼」などを象徴する色です。嵐のリーダーであり、グループの精神的支柱である大野さんにぴったりのカラーと言えます。また、彼は歌やダンスの技術が非常に高く、芸術的な才能も持ち合わせています。そんな職人気質な部分や才能の深さを、青色が表現しているようです。
赤(櫻井 翔)
赤は「情熱」「エネルギー」「リーダーシップ」を意味する色です。グループのラップを担当し、ニュースキャスターとしても活躍する櫻井さんの知的で情熱的な姿勢を象徴しています。グループのスポークスマン的な役割を担うことも多く、中心的な存在感を放つ彼にふさわしい色です。
緑(相葉 雅紀)
緑は「癒し」「調和」「自然体」といったイメージを持つ色です。いつも笑顔で、天然なキャラクターで場を和ませる相葉さんの存在そのものを表しています。彼の優しさや、誰からも愛される穏やかな人柄が、緑のイメージと重なります。
黄(二宮 和也)
黄色は「明るさ」「ユーモア」「知性」を象徴します。俳優として高い評価を受ける一方で、バラエティ番組では頭の回転の速さを見せる二宮さん。彼の多彩な才能と、グループのムードメーカー的な役割を、明るい黄色が表現しています。
紫(松本 潤)
紫は「高貴」「ミステリアス」「カリスマ性」といった意味合いを持つ色です。コンサートの演出を手掛けるなどストイックな一面と、華やかでセクシーな魅力を併せ持つ松本さん。その独特のオーラとカリスマ性は、紫の持つイメージと見事に一致します。
嵐 メンバーカラーの歴史とファンとの関係
- グッズに見るメンバーカラーの順番
- 色はメンバーの人気順と関係あるか
- 先輩smap メンバーカラーとの比較
- ファンを繋ぐオレンジという名の応援色
- ファンと育んだ嵐 メンバーカラーの文化
グッズに見るメンバーカラーの順番
嵐のオフィシャルグッズやCDジャケットなどで5色が並べられる際、特定の順番で配色されることが多くあります。これは、嵐のメンバーの年齢順に基づいています。
メンバーカラーの基本的な並び順
青 → 赤 → 緑 → 黄 → 紫
この順番は、以下のメンバーの年齢順に対応しています。
- 大野 智(青)
- 櫻井 翔(赤)
- 相葉 雅紀(緑)
- 二宮 和也(黄)
- 松本 潤(紫)
もちろん、デザインによってはこの順番が前後することもありますが、多くの公式アイテムでこの並びが採用されているため、ファンの間ではお馴染みの順番となっています。この色の並びを見るだけで、自然とメンバーの顔が思い浮かぶファンも少なくありません。
色はメンバーの人気順と関係あるか
メンバーカラーについて時折聞かれるのが「人気順で色が決められているのか?」という疑問ですが、これに対する答えは明確に「NO」です。
嵐のメンバーカラーは、前述の通り、各メンバーのキャラクターやパブリックイメージに基づいて定着したものです。メンバーの人気と色の割り当てには直接的な関係はありません。
色と人気を関連付けるのは誤解
例えば「赤はセンターカラーだから一番人気」といった見方は、一部のアイドルグループには当てはまるかもしれませんが、嵐の場合は異なります。5人全員が主役であり、それぞれの個性と魅力がグループを支えているのが嵐の大きな特徴です。メンバーカラーは、その個性を分かりやすく示すためのシンボルと考えるのが正しいでしょう。
先輩smap メンバーカラーとの比較
ジャニーズの先輩であるSMAPにも、メンバーを象徴する色はあったのでしょうか。実は、SMAPには嵐のように固定された公式のメンバーカラーはありませんでした。
しかし、特定の企画や番組の中では、イメージカラーが割り当てられることがありました。
- 『夢がMORIMORI』内の「音松くん」:コントの役柄として6兄弟に色分けされた衣装が割り当てられました。
- 『SMAP×SMAP』内の「ビストロスマップ」:シェフの衣装の色でチーム分けがされており、これがファンの間でイメージカラーとして認識されることもありました。
このように、SMAPのカラーはあくまで企画ごとの一時的な役割としての色分けであり、グループ全体の公式カラーとしてグッズ展開などがされる嵐のケースとは文化が異なります。この違いからも、アイドルとメンバーカラーの関係性が時代と共に変化してきたことが分かります。
ファンを繋ぐオレンジという名の応援色
嵐には、5人のメンバーカラーとは別に、もう一つ大切な色が存在します。それは、ファンを象徴する「オレンジ」です。
この色がファンカラーとして認識されるようになったのは、二宮和也さんの一言がきっかけと言われています。ある時、コンサートのロゴの色を考えている際に、二宮さんが「嵐のファンはオレンジのイメージ」と発言したことから、「嵐に元気を与えてくれるオレンジ色=ファンを応援する色」として定着していきました。
メンバーからファンへの素敵なプレゼントのようですね。自分たちを象徴する色があるというのは、ファンにとって非常に嬉しいことだと思います。
メンバーとファンを繋ぐ特別な色が存在することも、嵐のメンバーカラー文化の奥深さを示しています。
ファンと育んだ嵐 メンバーカラーの文化
ここまで見てきたように、嵐のメンバーカラーは、事務所がトップダウンで決めたものではなく、メンバーの個性とファンの認識が相互に影響し合いながら、長い時間をかけて育まれてきた文化です。その歴史をまとめたリストを見てみましょう。
- 嵐の現在のメンバーカラーは大野智が青、櫻井翔が赤、相葉雅紀が緑、二宮和也が黄、松本潤が紫
- 色が定着したのは2005年のコンサート『One』の公式グッズがきっかけとされる
- デビュー初期のカラーは現在と異なり、大野がピンク、櫻井がオレンジ、相葉が黄緑、二宮が青、松本が水色だった
- 初期の色は各自が好きな色を選んだとされ、機材識別の意味合いが強かった
- 現在の色の決め方に公式発表はなく、自然発生的に定まったと考えられている
- メンバーのパブリックイメージが色に反映された結果と推測される
- 青は「冷静・才能」、赤は「情熱・中心」、緑は「癒し・自然体」を象徴
- 黄は「明るさ・知性」、紫は「カリスマ性・高貴」を意味する
- グッズなどでの色の順番は年齢順(青→赤→緑→黄→紫)が多い
- メンバーカラーとメンバーの人気順は一切関係ない
- 先輩のSMAPには固定の公式メンバーカラーは存在しなかった
- SMAPのカラーは企画ごとの役割の色分けという側面が強い
- 嵐にはファンを象徴する「オレンジ」という色も存在する
- これは二宮和也さんの「ファンはオレンジのイメージ」という発言が由来
- 嵐のメンバーカラーは、ファンとの関係性の中で育まれたユニークな文化である