人気グループ嵐が会社を設立したというニュースに、「なぜ？」「なんの会社なの？」と驚いた方も多いのではないでしょうか。この大きな決断の背景には、一体何があったのでしょう。本記事では、嵐が設立した会社の会社概要や設立の経緯、スタートエンターテイメントと嵐の関係、そして所属タレントとしてメンバーの今後がどうなるのか、ファンクラブの行方まで、設立の発表があったホームページの情報などを基にあらゆる疑問に答えていきます。「嵐が設立した会社は何の会社か」という核心に迫りながら、詳しく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
- 株式会社嵐の設立理由と会社概要
- STARTO社との関係性とメンバーの立ち位置
- 今後の活動やファンクラブの行方
- 嵐の新会社がエンタメ業界に与える影響
嵐の会社設立！その背景と目的とは
- なぜ嵐は5人で会社を設立したのか
- 会社設立はホームページで発表された
- 嵐が設立した会社は何の会社？事業内容は
- 株式会社嵐の会社概要と代表取締役
- 結局「株式会社嵐」はなんの会社か
なぜ嵐は5人で会社を設立したのか
嵐が新会社を設立した最も大きな理由は、「これまで以上に主体性を持ち、ファンとの距離をより近くに感じてもらいたい」という強い想いがあったからです。
2024年にデビュー25周年を迎え、メンバー全員が40代となったこのタイミングで、自分たちの活動の舵を自らで取りたいと考えるのは自然な流れかもしれません。実際に、公式発表されたコメントでは「これまで以上に主体性をもち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい」という言葉が3度も繰り返されており、彼らの固い決意がうかがえます。
特に重要なのは、活動休止中のリーダー・大野智さんや、個人事務所を設立した二宮和也さんを含めた「5人全員」での決断である点です。これは、グループとしての嵐を未来へ繋げていきたいという、メンバー共通のメッセージと受け取れるでしょう。
設立に込められた想い
- デビュー25周年という節目
- メンバー全員が40代を迎えたことによる意識の変化
- ファンへより積極的に、より近くで想いを届けたいという意志
- 5人全員で未来を描くための準備
これらの理由から、彼らは事務所に所属する形ではなく、自分たちがオーナーとなる「会社」という形を選んだのです。
会社設立はホームページで発表された
株式会社嵐の設立は、2024年4月10日にSTARTO ENTERTAINMENT（スタートエンターテイメント）の公式サイト上で正式に発表されました。
この日は、STARTO社が本格的に始動した日でもあり、多くの所属タレントの新たな門出と共に、嵐の新しい一歩が示された形です。発表は「嵐からのお知らせ」と題され、メンバー5人の連名による心のこもったメッセージが掲載されました。ファンクラブ会員サイトでも、ほぼ同時に同様の報告がなされています。
発表があった4月10日は、STARTO社主催のドーム公演「WE ARE! Let’s get the party STARTO!!」の初日でもありました。このことからも、旧事務所から新体制へ移行する象徴的なタイミングを選んだことがわかりますね。
単に情報を伝えるだけでなく、ファンや関係各社に対し、「嵐は5人で新しいスタートを切る」という明確な意思表示を、最もインパクトのある形で行ったと言えるでしょう。
嵐が設立した会社は何の会社？事業内容は
「株式会社嵐」は、一言で言えば、嵐自身の芸能活動をマネジメントし、関連する事業を展開するための会社です。これまでの芸能事務所のように「所属」するのではなく、自分たちが「所有」する会社として、より自由で主体的な活動を目指しています。
会社の登記情報を確認すると、その事業内容は多岐にわたります。
登記情報に見る主な事業目的
- 芸能タレントのマネジメント及びプロモート業務
- 音楽、映画、演劇、演芸、講演の企画、制作、実演、配給、販売
- キャラクター商品の企画、開発、デザイン、販売
- ファンクラブの運営、管理
- 著作権、著作隣接権、商標権等の知的財産権の管理及び利用
このように、従来のアーティスト活動はもちろんのこと、グッズ開発やイベント企画、さらには権利管理まで、「嵐」というブランドに関わる全てのことを自分たちでコントロールしていくという強い意志が読み取れます。これは、先に会社を設立したTOKIOの「株式会社TOKIO」のビジネスモデルとも通じる部分があり、今後のアイドルグループの新しい在り方を示すモデルケースとなる可能性があります。
株式会社嵐の会社概要と代表取締役
株式会社嵐の大きな特徴は、メンバー5人全員が株主（オーナー）である一方、会社の経営そのものは外部の専門家に委ねている点です。
代表取締役に就任したのは、弁護士であり、映画製作会社「スターサンズ」の代表も務める四宮隆史（しのみや たかふみ）氏です。四宮氏はエンターテインメント業界の法務に詳しく、以前から嵐のメンバーとも親交があったとされています。メンバーが経営のプロではないことを自覚し、信頼できる専門家に日々の会社運営を任せることで、自分たちはアーティストとしての表現活動に集中できる体制を整えたのです。
これは、経営と表現を分離する非常に賢明な判断だと専門家からも高く評価されています。
株式会社嵐 会社概要
| 会社名 | 株式会社嵐 |
|---|---|
| 設立日 | 2024年3月25日 |
| 発表日 | 2024年4月10日 |
| 代表取締役 | 四宮 隆史 氏（弁護士） |
| 株主 | 相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔 |
アーティスト自身が社長になると、経営の責任や実務に追われてしまい、本来の創作活動がおろそかになるケースもあります。経営をプロに任せるこの形は、非常に合理的でクレバーな選択と言えますね。
結局「株式会社嵐」はなんの会社か
結論として、「株式会社嵐」は、嵐のメンバー5人自身がオーナーとなり、自らの活動の意思決定権を握るための拠点となる会社です。
従来の「芸能事務所に所属するタレント」という受け身の立場から脱却し、「自分たちのことは自分たちで決める」という主体的な立場へと移行しました。これは、単に独立したというだけでなく、エンターテインメント業界における新しいビジネスモデルへの挑戦でもあります。
「株式会社嵐」の核心
- 嵐5人が株主（オーナー）である
- 活動方針の最終決定権をメンバーが持つ
- 経営は外部の専門家（弁護士）に委任
- ファンとの直接的な繋がりを重視した事業を展開
言ってしまえば、タレント個人やグループが法人化する流れは以前からありましたが、国民的アイドルグループである嵐がこの形を選んだことのインパクトは計り知れません。今後の彼らの活動そのものが、会社の価値を創造していくことになります。
新しい嵐の会社とメンバーの今後
- STARTO社の所属タレントとしての嵐
- スタートエンターテイメントと嵐の関係性
- 活動休止中のメンバーの今後はどうなる？
- 嵐のファンクラブ運営の行方について
STARTO社の所属タレントとしての嵐
株式会社嵐の設立後、メンバーの立ち位置は少し複雑になりました。結論から言うと、グループと個人で契約形態が異なる、ハイブリッドな形を取っています。
まず、グループとしての「嵐」は、STARTO ENTERTAINMENTと「グループエージェント契約」を結んでいます。これは、嵐の活動に関するマネジメント業務の一部をSTARTO社に委託するというものです。
一方で、メンバー個人の活動はそれぞれ異なります。
- 二宮和也さん：2023年に独立済み。個人事務所で活動。
- 松本潤さん：2024年5月末で個人としての活動は独立。
- 相葉雅紀さん、櫻井翔さん：個人としてはSTARTO社とエージェント契約。
- 大野智さん：個人としてSTARTO社と専属契約。（一部報道による）
契約形態の違いに注意
このように、メンバーごとに契約の形が異なります。グループの窓口は「株式会社嵐」とSTARTO社ですが、個人の仕事の窓口はそれぞれ違うという点を理解しておく必要があります。
全員が同じ事務所に所属していた時代とは異なり、個々の意思を尊重しつつ、グループとしての活動基盤も維持するという、非常に柔軟な体制を構築しているのが特徴です。
スタートエンターテイメントと嵐の関係性
株式会社嵐とSTARTO ENTERTAINMENTの関係は、従来の「事務所とタレント」という主従関係ではなく、対等なビジネスパートナーとしての協力関係になります。
これを実現するのが「エージェント契約」です。具体的には、以下のような役割分担が考えられます。
エージェント契約における役割分担
- 株式会社嵐（本人たち）：活動内容の企画、最終的な意思決定、クリエイティブの管理
- STARTO社（エージェント）：営業活動、メディアとの交渉、コンサート会場の確保、事務手続きなどのサポート業務
つまり、「何をやるか」は嵐自身が決め、その実現のためのサポートをSTARTO社が担うという形です。これにより、嵐は自分たちのやりたいことを追求できる自由度を確保しつつ、STARTO社が持つ業界内での影響力やノウハウといったリソースも活用できるという、双方にとってメリットのある関係を築いています。
実際に、STARTO社が主催するライブイベントの演出を松本潤さんが手掛けるなど、独立後も良好な協力関係は続いており、今後も様々な形で連携していくことが予想されます。
活動休止中のメンバーの今後はどうなる？
多くのファンが最も気にかけているのが、活動を休止しているリーダー・大野智さんの今後の動向でしょう。
現時点では、大野さんの芸能活動再開について具体的な発表はありません。しかし、今回の「株式会社嵐」の設立に、大野さんが株主として名を連ねているという事実は、非常に大きな意味を持ちます。これは、彼が嵐の一員として未来に関わっていく意志があることの表れと捉えることができます。
もし嵐と完全に関わらないつもりであれば、会社設立のメンバーに入る必要はありません。5人の連名で発表したこと自体が、ファンにとっては希望の光と言えるでしょう。
また、過去には大野さんに関する名誉毀損記事に対し、STARTO社と株式会社嵐の代表である四宮弁護士が連携して法的措置を進めていることも報じられました。このことからも、彼がグループや仲間から孤立しているわけではないことがわかります。
すぐに活動再開とはならなくとも、「5人で未来を描くための準備」という言葉通り、何らかの形で彼の才能が活かされる日が来るのではないかと、多くのファンが期待を寄せています。
嵐のファンクラブ運営の行方について
会社設立に伴い、ファンクラブの運営がどうなるのか心配した方もいるかもしれませんが、結論から言うと、ファンクラブは今後も継続され、より進化していくことが期待されます。
嵐が会社を設立した大きな目的の一つが、「日々応援して下さるファンの皆さまに、より近くに感じてもらいたい」というものでした。この言葉からも、ファンクラブというファンとの最も重要な接点を、これまで以上に大切にしていく姿勢がうかがえます。
今後は、株式会社嵐が運営の主体となり、より自由な発想でファンサービスが展開される可能性があります。
期待されるファンサービスの変化
- メンバー自身が企画する会員限定イベントの開催
- よりパーソナルな部分が見える動画やブログコンテンツの充実
- ファンからの意見を直接反映した企画の実施
- ECサイトと連携した会員限定グッズの販売
事務所という枠組みから離れたことで、ファンとのコミュニケーションはさらに密接になる可能性があります。株式会社嵐ならではの、新しいファンクラブの形に期待が高まります。
新しい嵐の会社が示す今後の可能性
- 嵐は2024年4月10日にメンバー5人での新会社設立を発表
- 新会社の名前は「株式会社嵐」
- 設立の目的は主体的な活動とファンとの関係強化
- メンバー全員が株主だが代表取締役は弁護士の四宮隆史氏
- 経営と表現活動を分離しアーティスト活動に専念する体制
- 主な事業内容はタレントマネジメントやファンクラブ運営など
- STARTO ENTERTAINMENTとはエージェント契約を締結
- 嵐が活動の決定権を持ちSTARTO社がサポートする協力関係
- メンバー個人の契約形態はそれぞれ異なるハイブリッドな形
- 二宮和也さんと松本潤さんは個人活動では独立
- 活動休止中の大野智さんも株主として会社設立に参加
- 大野さんの活動再開は未定だがファンからは期待の声
- ファンクラブは今後も継続され更なる進化が見込まれる
- 会社設立は今後のアイドルグループの新たなモデルケースとなり得る
- 「5人で未来を描く」という強い意志が示された
